生きかえる

episode1 やるべき論

僕の両親は、自分で言うのもなんですが、堅実な生き方をするタイプでした。

そしてかなり後から考えたときに、比較的道徳観が高い人だとおもいました。

 

人に迷惑をかけたり、

他人を出し抜いて自分だけ得をしたり、

世間のルールを気にしなかったり、

 

そんな考えは一切ない人で、

 

テレビの中のひとでも不幸があったら共感し

困っている人は助ける

身の丈でいきる

 

そんな人で僕はそんな家庭で育ちました。

 

今ではこの環境で育ったことについて

良かったこと、良くなかったと思えることを

客観的に冷静に思い起こすことが出来ています。

 

歳を重ねいろいろな経験を経たうえで思うことは、

本質的な根っこの部分の信念は親から継承されていること、

そのように実感します。

自分の中にあるこの継承があったからこその自分のアイデンティティであり、

ほんとにありがたいと思っています。

僕の根っこにある信念は「正しくいきること」です。

このことはその後20年ほどしたある体験によりはっきりしました。

 


 

 

 

どの家でも家族単位で生活していて、一緒に居る時間が圧倒的に多いわけで

特に子供のころは両親の考え方、行動に

大きく影響を受けるとおもいます。

 

たまに、親子でまったく違う行動基準をもっている人もいますが、

多くの場合、子供は親の考え方の影響を大きく受け、

その考え方をトレースする場合が多いでしょう。

 

たとえ親の行動がいわゆる世間一般の基準からずれているとしても

子供は他の家の教育を直接体感することはできないわけですから、

そのズレ自体を子供自身で客観的に感じ取ることは難しいでしょう。

 

日本で生まれたら日本的な考え方が常識となり

他の国の文化に違和感を感じる

一方その国の人からすると日本の文化を理解できない

自分のまわりの環境が基準、疑わないしそれが当たり前

そんな感じに近いのかもしれません。

 

このような生き方で育ったのも要因だとおもいますが、

子供のころから、他の人に迷惑をかけるのことは嫌で

例えば、ややこしいことになるのなら、

「自分が損をしているほうがしんどくない」

そんな感じでした。

 

とにかく問題が起こらなように

自分の感情はしっかり自分でコントロールして

 

当時の僕にとってはそれがごく当たり前で

もちろんそれが普通で一般的だとおもっていました。

おもっているというよりもその考え方しか知らないわけですから

当然、普通だったのです。無理にそうしているわけではありません。

 

もちろん親の前ではわがままも言いますし普通の子供ですが、

家の外の環境にいるときには

「こうあるべき」

を司る自分が常に自分の中にいて

行動を制御する感じはすくなからずあったとおもいます。

まぁ、これもかなり後になって気づいたことですが。

 

しかし、当時の僕はそれが当たり前の行動であり

違和感もありませんでした。

 

 

そら、嫌われないわ

利己を内に秘め

こうあるべきで行動する

対立は好まず

 

そりゃ、敵ができません。

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