深層の考え
生きていると大事な選択の時がありますよね。自分の信念ってどこなんだ
といまいち自分に核心が持てないでいることありませんか？
「私はこういうタイプでこういう考え方の人間です」
と言える人でも、実は本当の自分は違っていたりします。
自分はどういう人間か、
一言でどういう信念の人間か
これが腑に落ちた形で認識できていれば、余計なところで悩まなくて済みます。
人は個々それぞれ個性がありますよね。
温厚な人
すぐ怒るけども行動力がある人
世話好きな人
周りのひとは この人こういうタイプの人だからこう接して
あの人はこういうタイプだからこう、、、
なんて他の人に関しては良く観察し分析し、対応できている人でも
実は自分自身についてはというと、
自身のことなのによくわかっていない人が結構います。
大事なのは潜在意識の深層での考え方
これを理解し、深いところの根っこはどういう考えをもっっているのか
これを知る必要があります。
この深層を知り、またこの後につづく思考法を得ることで
自分自身に迷いがなくなり、
他のひとへの接し方もかわり、
いままでより楽に生きれるようになるでしょう。
それでは、進めていきましょう。
これは、私が以前に勤めていた会社の社員研修でのことです。
割と社内研修が充実している会社で、
技術系のセミナー多数のほかにも
コミュニケーションやメンタル面のセミナーなども組まれていました。
その中のひとつに、
自分の根っこの深層の考え方を引き出す
というものがありました。
研修ワークの中で、自身の本質的な考え方はどういったものか
を探り出します。目を閉じて講師の方のことばで自分の内面に
はいっていくのですが、
最終的には自分のお葬式の場面を想像します。
ずっと目を閉じていますから、想像するというよりも没入している
中で体感する感じといったほうがよいかもしれません。
自分のお葬式で、上から眺めている状態です。
自分が棺桶に入っている状態。
そして悲しみの参列、
その場面で、参列している人たちから
「自分はどういう人だった」
と言われたいですか？
との問いかけでした。
会社の研修のひとつで20人くらいのワークでしたが
目を閉じて体感している感じはかなり生々しい体感があったことを
覚えています。
そして、その時
僕が感じた、考えたというよりも感じた
というほうが合っていますが、その答えは自分の思っていたのと違っていました。
その時に感じたこたえは、
「正しく生きる」
でした。
実は、その体感ワークに至るまでの前半のワークもありました。
自己分析のようなことが行われ、自分はどういうタイプの人間か
また、その自己分析の結果を、チーム分けされた数人の中で
シェアし、そして他の人からの客観的な意見ももらい、
「だいたい自分はこういう人だ」
ということで一度まとめた後の
この深層ワークだったのです。
前半ワークでの自己分析の結果は、確か
「温厚」だとか「他人に優しく接する」
とかだったとおもいます。
しかし、その伏線といいますか
前段ワークの思い込みが一定量あるにもかかわらず、
さきほどの深層ワーク 自分のお葬式シーンでの結果は
「正しく生きる」
でした。
前半ワークの感じとはだいぶ違っていました。
最初はその不一致に違和感がありました。
なんだかこの体感と出てきた言葉のインパクトが大きく
どうも暫く気になっていました。
どういうことなんだろう、とその後何度も何度も自問していくうちに
「確かにこっちのほうが本質かも」
と感じられるようになりました。
だいぶ経ってから、そういうことだったか！と
気付いたのは
自分の親の生き方、考え方でした。
自分が得するなら多少ずるく上手くやってなんてことは、一切なく、
ちゃんとする、それが誰かに良くおもわれようとかそういう
類のモノではなく、いつもちゃんとする、
嘘つかない
といったタイプでした。
その影響を多大に受けていることが自身の
深層の考えに備わっていた
と腑に落ちたのです。
これは、たぶんもう15年くらい前の経験だと思いますが、
いまでも 自分の根本は
「正しくいきる」
なんだと感じています。
研修の前半ワークで出た
「他人に優しく接する」
は多分そうありたいとおもっていることなんだとおもいます。
自分が意識しているしていないにかかわらず
自身の本質は
「正しくいきる」
ということなんでしょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。