人間として生きているかぎり思考が発生しているかぎり
問題ごとはいつも必ず発生します。
大事なことは、問題に没入しないということです。
そして、完璧な解決方法は無い場合がほとんどであるということと
問題の解決やあるいはその問題を捉えて悩むことにあまり多くの時間を
掛け過ぎないということが大事です。
特にエンジニアの方々は問題が発生した場合には完璧に解決しないと
という思い、あるいは普段の業務への取り組みからそのような思考がつよいと
思います。
確かに製品品質を維持するためには、問題の根本をつきとめ問題が生じないように
修正し検証する そのステップは重要であり後で再発しないように対処することが
重要です。
ですが、この普段からの思考習慣によって、必ずしも答えが無い場合においても
あるいは求められていないような状況においてもこの完璧を目指す習慣が時に
自分を苦しめることになります。
そこまでしなくても大丈夫という場合はそれなり、でよいのです。
そして人生において、あとで振り返って思い起こしてみると、
実はそれほど大したことではなかったなぁ、と感じることがほとんどです。
何年もあとではなくても1年後でもそう感じることが実は結構多いのではないでしょうか。
そして、人生を俯瞰で観た場合に重要なのは、そんなことで悩んでいる間にも
人生の大切な時間を費やしているということです。
時間は有限です。
少し大げさかもしれませんが、
人生の終焉へのカウントダウンは一瞬たりとも
止まりません。
そんな大げさな、と感じるかもですが、それは、あと何十年も人生が残っていると
勝手に思い込んでいるからです。
本当に８０歳くらいまで生きているのでしょうか
あと５年だとしたらどうでしょうか？
随分と考え方がかわってくるとおもいます。
この点はいつも認識しておくことが大事です。
何をやらなければいけないか、周りの期待に応えることばかりに時間を
費やしていると、確かに周りの人たちからの評価は得られるでしょう。
しかし、そのことで自分を犠牲に、特に自分の時間を犠牲にすることには
注意が必要です。
60点思考としては、
メンバーの行動のスイッチをいれ稼働させるために
気持ちのハードルを下げる手法としえ
また、自分自身においてもまず 行動し失敗したところを修正する
ということでは始動時に100点をめざすのではなく60点
でよいとしてまず行動にうつすことが大事。